一般眼科|まわたり眼科医院|福岡市博多区東比恵の眼科|福岡空港駅から1駅

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一般眼科

一般眼科|まわたり眼科医院|福岡市博多区東比恵の眼科|福岡空港駅から1駅

眼科について

眼科について

眼科は、目と目の周囲に関する病気をみる診療科ですが、全身状態の一部を直接見ることができる特殊な科でもあります。眼科から脳外科、内科の病気が見つかることもあります。当院では赤ちゃんからご高齢の方まで幅広く診療しています。情報の視覚化が進む現代では、“ものをしっかり見る”ことは、日常生活においてきわめて重要になっています。一方、パソコンやスマホの急速な普及に伴い、目に対するストレスも非常に大きくなっています。子供の近視は学校でのタブレットの導入やコロナによる屋外活動の制限により増加傾向にあります。大人もデジタルデヴァイスの使用によって眼精疲労や不調を訴える方が増えています。また、高齢者においては、より高い生活の質(QOL)を維持するためにも目の健康は重要です。白内障は超音波による破砕術および眼内レンズの進歩で視力を取り戻す手術が一般的に行われております。緑内障や糖尿病網膜症は、早期発見・治療(点眼、内服、手術)によって進行を遅らせ、失明を防ぐことができるようになってきました。
目の症状は、痛み、かゆみ、充血、疲れ目、視力低下、まぶたの腫れなど様々ですが、いつもの見え方と違う、何かおかしい、といった些細な症状でも、病気の前兆になることがあります。目に異常や違和感があったり、日常生活でお悩みがあったりしたら、何でもお気軽にご相談ください。

眼科でよくみられる症状・相談

このような症状の方はご相談ください

  • 視力が落ちた
  • 目に痛みがある
  • 目に疲れを感じる
  • 目が乾きやすい
  • 目にかゆみがある
  • 目が赤い
  • 涙がとまらない(涙目)
  • よく目やにが出る
  • まぶしい
  • 目を閉じると中で光る
  • 見える範囲が狭い
  • 視野の中心部が暗い
  • ものが歪んで見える
  • ものがかすんで見える
  • ものが二重に見える
  • 片目でみると見えない部分がある
  • 蚊のようなものが見える
  • まぶた・目の周りに腫れがある
  • 眼球・まぶたにできものがある
  • 健康診断などで指摘された
  • コンタクトレンズを考えている

日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで病気の早期発見につながることもよくあります。上記に当てはまるようでしたら、お気軽にご来院ください。

眼科の対象となる主な疾患

  • 屈折異常(近視、遠視、乱視、弱視老視)
  • ドライアイ
  • 角膜ヘルペス
  • 眼精疲労
  • 眼瞼けいれん
  • ものもらい
  • はやり目
  • 急性結膜炎
  • アレルギー性結膜炎
  • 花粉症
  • 巨大乳頭結膜炎
  • 白内障
  • 緑内障
  • 飛蚊症
  • 光視症
  • 網膜剥離
  • 糖尿病網膜症
  • 加齢黄斑変性
  • 黄斑浮腫
  • 視覚異常
  • 斜視

屈折異常(近視遠視乱視)

目はカメラと同様の光学的なパーツで構成されています。前方にある角膜と水晶体はレンズの役割を果たし、後方にある光を感知する神経の膜(網膜)に焦点を合わせることで、ものが見えます。この焦点が網膜の前方にずれた状態を近視といい、後方にずれた状態を遠視と呼びます。どちらの状態も焦点が網膜に合わなくなるため、像がぼけて見えるようになります。焦点がピッタリ合った状態は正視と呼びます。
近視は遠くを見るときは像がぼけて見え、近くを見るときは眼鏡なしでもはっきり見ることができます。遺伝や長時間の近方作業(パソコン作業、読書、勉強、ゲーム)などが原因として挙げられます。凹レンズで矯正します。遠視は、遠くのものも、近くのものもはっきりと見ることができません。近視と同様、遺伝的な要因が関係していると考えられています。凸レンズで矯正します。乱視の主な原因は角膜や水晶体の歪みです。焦点が1箇所に集まらなくなり、ものがダブッて見えます。補正レンズ(円柱レンズ)で矯正します。
屈折異常は眼鏡やコンタクトレンズで矯正することが多いですが、近年は様々な屈折矯正手術も行われています。(LASIK、エキシマレーザー)

弱視

目の前の像は、角膜、水晶体、硝子体を通り、網膜にピントが合った後、その情報が視神経を通って脳に伝わります。視力は生後、この情報を得て成長していきます。一般的に3歳時には視力1.0まで出てきます。そして8歳ごろまでで成人同様の機能に成長します(この期間を「感受性期間」と呼びます)。弱視はこの情報が伝わる経路に支障があるときに生じます。症状がないこともあれば、目を細めて見る、まぶしがったり、片方の眼を覆う、左右の目が同じ方向を見ていないなどの症状がみられることもあります。
子供は、視機能が発達している段階のため本人の自覚が難しく、ご家族も発見することが困難です。しかし、感受性期間に原因を取り除く治療(眼鏡装用、アイパッチ、手術など)によって、視機能の発達を促進し、良好な視力を獲得することが可能です。早期発見・早期治療が大切なので、感受性期間にお子様の目のことで気になることや不安なことがあれば、できるだけ早い受診をお勧めします。

老視(老眼)

40歳前後から自覚することが多く、新聞など手元の文字が見にくい、ぼやけるといった自覚症状がある場合、最も頻度が高いのが老視(老眼)です。眼の調節機能が低下して近くのものにピントが合わなくなります。治療は眼鏡やコンタクトレンズで矯正します。
若い年代の方でも、スマートフォンやタブレットなどを長時間見続けることで、老視のような症状が起こることがあります(スマホ老眼)。この場合、一時的な症状であり、ものを見るときの適切な距離と休憩時間をもつ(1時間に一度)ことで予防するようにしましょう。
近視の方でも老眼は必ずでますので、しっかり眼鏡での調整を検討してください。

眼精疲労

眼を使う作業を長時間続けることで、目の痛み、かすみ、充血などの眼症状や、頭痛、肩こり、吐き気などの全身症状が現れ、十分な休息や睡眠をとっても回復しない状態を指します。緑内障や白内障、ドライアイなどでも出現することがありますが、最近は、パソコンやスマートフォンなどを使用する機会が増えているため、これが原因となる眼精疲労が増えています。原因が特定できればそれを取り除くことが必要です。眼鏡が合わない場合は作り直し、目の病気が発見されれば治療します。パソコン、スマートフォンを使用することが多い場合、1時間に1度の適度な休息を挟みましょう。ビタミン剤配合の点眼薬、内服薬、休憩時のアイマスクの使用が有効なこともあります。

眼瞼けいれん

まぶたがピクピクとけいれんしている状態を眼瞼ミオキニアといいます。まぶたの眼輪筋が不随意に攣縮(れんしゅく)している状態です。通常は片眼であり、睡眠不足や肉体的精神的疲労、ストレスなどによって起きると考えられています。自然に軽快することが多く、休息や睡眠を十分にとり、ストレスを発散することで改善していきます。一方、眼輪筋に何らかの異常が起こり、自分の意思と関係なくまばたきの制御に異常をきたす状態を眼瞼けいれんといいます。こうした運動障害に加え、目の周辺の不快、痛み、まぶしい、目が乾く、ゴロゴロするなどの症状も現れることがあります。多くの場合、原因が不明です。安定剤、睡眠導入薬、抗精神病薬の服用や化学物質への曝露が原因となっている場合は、できる限りこれらの要因を除くことが大切です。根治的に治す方法はありませんが、最も用いられている対症治療として、遮光メガネを装用したり、眼周囲の皮膚にボツリヌス毒素製剤を注射する場合があります。

ドライアイ

症状は目の乾きを中心に、目がかすむ、まぶしい、疲れる、痛い、ゴロゴロする、赤い、涙が出る、目やにが出るなど多彩です。危険因子として考えられるのは、加齢による涙の量や性質の変化、長時間画面を見る、生活環境(低湿度、エアコン下、送風)、コンタクトレンズ装用、喫煙などがあります。また、涙腺が自己免疫の作用で傷ついてしまうシェーグレン症候群や、関節リウマチなどの膠原病なども危険因子となることがあります。軽度であれば、市販のドライアイ用目薬でも改善しますが、眼科の治療では、涙の不足成分を補ったり、目の炎症を抑えたりする目薬や、まぶたの鼻側にある涙小点に栓(涙点プラグ)をして涙の排出を防ぐ治療などで改善を目指します。

ものもらい

一般的にものもらいは2種類あり、細菌感染が主原因の麦粒腫とマイボーム腺が詰まって起こる霰粒腫があります。麦粒腫は涙や汗の分泌腺や毛穴の小さな孔から細菌が感染して症状を引き起こします。部位によって外麦粒腫と内麦粒腫に分けられます。症状は、まぶたの一部が赤く腫れ、軽度の痛みやかゆみを伴います。炎症が強くなると、赤み、腫れ、痛みも強くなります。化膿が進行すると、腫れた部分が破れ膿(うみ)が出ますが、この膿が出てしまえば症状は回復に向かいます。治療は抗生物質の点眼ですが、痛みや腫れが強い場合内服を追加します。化膿が進んだ場合、切開し膿を除去することもあります。一方霰粒腫は瞼の腫れや赤みが出現し、麦粒腫と比べると痛みが軽く、ころころとした腫瘤を触れ、経過が長引きやすいです。数週間から数カ月単位かかることもあります。大きかったり、繰り返したりする場合は切開手術をする場合もあります。手術するとマイボーム腺が破壊され再生されませんのでできるだけ切開はしないように保存治療を優先しています。日頃から汚れた手で目をこすったりしないよう注意することが大切です。

アレルギー性結膜炎

目に起きる様々なアレルギー疾患の総称です。花粉やハウスダストなどアレルギーの原因があり、結膜の充血とかゆみ、目の異物感(ゴロゴロする)、目やに、涙が出るなど自覚症状がでやすいです。花粉によって引き起こされるものを花粉症といい、その代表が春先に出てくるスギ、ヒノキによる花粉症です。季節により花粉の種類は異なり、春ではスギやヒノキ、初夏ではカモガヤやオオアワガエリ、秋ではブタクサやヨモギが代表的です。また、鼻炎症状が合併する方も多くみられます。通年性アレルギー性結膜炎は季節や気候の変化によって、良くなったり悪くなったりします。ダニやハウスダストが原因であることが多く、1年を通じて自覚症状があるものをいいます。アトピー性角結膜炎は、アトピー性皮膚炎により顔面やまぶたに皮膚症状があり、結膜炎は通年性で、慢性的なかゆみや目やにが伴います。
コンタクトレンズが上下にずれやすかったり、かゆみ、目やにがたくさん出たりした場合、コンタクレンズによる接触性アレルギー性結膜炎もよくあります。この場合コンタクトレンズが原因なのでレンズの装用は避けてください。どうしてもという場合はアレルギー用の点眼をしながらできるだけ装用時間を短くして様子を見てください。
アレルギー性結膜炎に似ていますが細菌やウイルスなど、感染が原因の感染性結膜炎やドライアイなどによっても目のかゆみを生じることがあります。症状が続く場合は我慢せずにお気軽にご相談ください。

飛蚊症

蚊や糸くずのようなものが浮遊して見える症状のことで、原因には治療を必要としない生理的飛蚊症や加齢性の変化(硝子体の液化)や早急な治療を要する重大な疾患(網膜剥離、硝子体出血)までいくつかの可能性が考えられます。見え方からは原因を特定することはできませんので、飛蚊症が生じたらまずは眼科での詳しい(瞳孔を散瞳する)検査をお勧めします。この検査では検査後4~5時間はまぶしく、見にくくなるため車の運転はできません。車での来院は控えてください。

白内障

目のレンズの役割を持つ水晶体が濁る病気です。水晶体が加齢などによって濁り始めると、水晶体で光が散乱するため、かすんだり、ものが二重に見えたり、まぶしく見えるなどの症状が現れます。進行すると視力が低下し、眼鏡でも矯正ができなくなります。(白内障とよく間違われる黒目の周りが白く濁っているもの=老人環といって失明することはありません。)すぐに失明するような緊急を要する疾患ではないものの、一度濁った水晶体は元に戻すことができません。進行した白内障に対しては、濁った水晶体を手術で取り除き、眼内レンズを挿入する方法が一般的に行われます。
眼内レンズには、1カ所だけに焦点が合う単焦点眼内レンズと2カ所以上に焦点が合う多焦点眼内レンズがあります。術後の見え方を事前に十分検討して選択することが大切です。

緑内障

緑内障は中高年以降に多く発症する疾患で、見えない場所(暗点)の出現や見える範囲(視野)が狭くなるという症状が最も一般的です。病気の進行は緩やかで、初期に視野障害があっても自覚しないことがほとんどで、他の病気で眼科を受診された際に偶然見つかることが少なくありません。原因は明らかではありませんが、眼圧や視神経の血流、視神経自体の脆弱さが発症に関わっていると考えられています。緑内障によって一度障害された視神経は、元に戻すことができないため、できるだけ進行させないことが治療の目的になります。現状、眼圧を下げる治療法が最も有効とされています。点眼から内服処方、進行が速い場合は手術となります。緑内障は代表的な失明原因の一つです。40歳を過ぎたら自覚症状がなくても一度は眼科を受診して緑内障の有無を調べましょう。

糖尿病網膜症

糖尿病の3大合併症の一つとして知られており、日本の失明原因の上位を占めています。網膜は眼底にある薄い神経の膜であり、ものを見るために重要な役割を果たしています。糖尿病で血糖値が高い状態が長く続くと、網膜の細小血管は徐々に損傷を受け、出血したり血管がつまったり変形したりして障害を受けます。次の段階へ行くと眼内に大きな出血を起こし、視力がかなり損なわれます。さらに増殖組織が進行すると、網膜剥離や緑内障などを引き起こし失明へと近づいていきます。糖尿病網膜症はかなり進行するまで自覚症状がないという特徴がありますが、糖尿病治療(食事療法、運動療法、薬物療法など)と定期的な眼科の通院で発症や進行を抑制できるといわれています。しかし、治療をせずに放置が続けば、失明する可能性もあります。糖尿病そのものを含め、早期発見・早期治療がとても重要です。内科で診断を受けた場合は眼科も同時に診察を受けるようにしてください。

裂孔原性網膜剥離

網膜剥離は網膜が何らかの原因により眼球壁側から剥離した状態をいい、裂孔原性網膜剥離は網膜剥離のなかで最も多くみられます。網膜に小さな孔が空いたり、後部硝子体剥離に伴い網膜まで引っ張られ網膜に裂け目が出来たりして、目の中にある水(液化硝子体)がその孔を通って網膜の下に入り込むことで生じ、剥離が進行するとすべての網膜が剥がれてしまいます。網膜に孔が空く原因としては、老化や網膜の萎縮、外傷などがあります。前駆症状としては飛蚊症(小さな蚊のようなものが見える症状)や光視症(閃光のようなものが見える症状)を自覚することがありますが、無症状のこともあります。病状が進んでくる(黄斑部まで進行する)と視野欠損や急激な視力低下が起きるようになります。早い段階であればレーザー治療で食い止めることができます。進行したものであれば専門医へ紹介し手術が必要です。

加齢黄斑変性

網膜の中心にある直径1.5~2ミリ程度の黄斑部が障害される病気です。症状としては見ようとしている所がみにくくなります。中心部がゆがんで見える(変視症)、真ん中が見えなくなる(中心暗点)、色が分からなくなる(色覚異常)などがあります。欧米では成人の失明原因の第1位でめずらしくない病気であり、日本でも失明原因の第4位となっています。高齢になるほど多くみられる疾患です。初期的段階であれば眼内(硝子体内)への注射治療で回復することができるようになってきています。専門医への紹介が必要です。

コンタクトレンズ処方

初めてコンタクトレンズをご検討されている方は、コンタクトレンズの装着と外す練習とケア方法の説明を行いますので、ご本人の来院が必要です。診療終業1時間前までに受付をお願いいたします。ソフトコンタクトレンズの場合、原則として使い捨てのディスポーザブルレンズを処方しております。お気軽にご相談ください。